2011年12月31日

現状と展望

私が先日、内部被ばくの危険性を訴える会のチラシを配った時、
子供の小学校のあるお母さんは
私のひとしきりの説明の後に、
「騒いでるみたいだけど、そんなこと言ったら食べるもの無くなる」
と言いました。
私は「まあ、チラシと資料を読んでみて」と言いました。

学校の校長に9月に相談に行った後日に、校長から言われました。
「あなた方(3人の父兄)が話に来た翌日すぐに、4人の父兄から
『騒ぐと給食が無くなったら困るから、騒ぐな』とFAXや口頭で言われました。」

(だから学校としては、それ以上何もするつもりはない、という意味だと理解しました。)

私が
「給食ってそんなに簡単に無くなるんですか?」
と聞いたら、
「そんなことはないです。」
でも、その誤解をそのまま利用して4名の意見に従うの???

「では、学校では無理でも別の場所で私たちが勉強会をしたら、来ていただけますか?」
と聞いたら、
「個人的には興味があるが、行けません」とのこと。

(ちなみに私たちは、政治的・宗教的に何の組織にも属していません。
3・11以来、子供の内部被ばくを避ける事だけを目的にして行動しています。
危険性の認知を広めるために学校での勉強会を先生に打診しました。)

校長先生の真意は、その前後のやり取りからしても、
つつがなく教師生活を終わらせたいので邪魔をしないでほしい、という意味もあったと思います。

うちの場合、小さい学校故、これ以上行動しても子供に影響が直結する危険性と、
現時点で学校に出来る事はもうこれ以上望めない、との判断で、
その時には、それ以上の行動を控えましたが・・・。

事故からもう9か月以上経過し、その気になれば、
PCなどでいくらでも調べることもできるはずなのに、
多くの学校(給食)関係者や先生方は、自主的に調べたり、問題提起もせず、日々粛々と業務をこなしていらっしゃいます。
(幸い、石垣市はお弁当の持参はOKです=親からしたら当然の権利ですが。)
沖縄は戦争の時も、統治者の不条理に深刻に巻き込まれたはずなのに・・・。

12月現在、
チラシも配り、皆さんに危機を訴え、
でも、判断は自己責任です。
強制したところで、問題は解決しませんから。
そんな力も、つもりもありませんし。

ただ、親や教育に関わる人=子供の命を預かる人間として
後日、後悔しない生き方を、と呼びかけたいです。

日常生活に追われたり、変わりない安定した日常を営むことを最優先しても、
その日常が既に脅かされ、足元が崩れているのです

危機を訴える人に「騒いでうるさい」と言うことも、
食事に気をつけることを「面倒」と思うことも、
個人の自由です。
自由が保障されているように見える民主主義の国で、何が起こっているのか?
本当にわかるのは数年後以降なのでしょう。

来年以降、
危機感の裏付けを取ったり、
勉強会を続けるつもりではありますが、
もっと、
具体的対策
「放射線の影響を最低限に抑えるために何を食べていくか?」
エネルギーと食の自給を上げる生活上の実践
などに力の配分を移行したいと思っています。

子供のために、やることきちんとやって、
自分のできる限り、愛情と命への誠意を注いで、
放射能被害が取り越し苦労だったらどんなに良いかと思いつつ。

でも、後悔先に立たず。
だって放射能漏れ続けてるし。今も。これからも。
地震も来るかもしれない。もっとひどい災害も。

その中で、死ぬまでは、強く明るく生きるのだ~笑(*^_^*)笑
そしたら、良いことも、あるかも。

そして出来れば、大好きな石垣島がより安全な地域として、希望をつないでいけますように・・・。

まずは、全国の低線量地区の安全を守ることが、被災者の方々にも安心な食材を提供出来たり、
保養を提供することになると思います。

こういった動きもあるようですし・・・。
http://kodomozenkoku-news.blogspot.com/2011/12/blog-post_31.html

http://kodomozenkoku.com/send_safe_food/index.html

足元を固めて、自分たちにできる輪を広げていけたら良いのですが・・・。


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