2011年12月22日

ラジオの主旨(12月17日放送)

先週土曜日の石垣サンサンラジオ「ゆいゆいちむぐくる」に
子供の食の安全を考える会@石垣島のメンバーとして
参加してきました。(気づいたらもう3~4回目!?)

その時に言いたかったこと、要約していましたので、
載せておきます。

ラジオ2011.12.17 
石垣の食の安全の向上を呼び掛けたい

1)人工放射能被害から誰一人逃れられない時代
(毒の蓄積の可能性。幸せに健康に生きられなくなるかも。)

今回の事、他人事の方が多いけど、
自分の健康・命にかかわってくるんだよ~。子供だけでなく大人も。
誰一人無関係じゃない。というのが一番言いたい事。

福島近辺でなく石垣でも。誰でも被ばく者になり得る。多分、低線量被ばく者には、もうなってる。

なぜなら核実験時代60年代~70年代の放射能がいまだに大気中を漂い、世界各地で公表されない放射線が漏れたりしている。南城市 衛生環境研究所 に、私が9月に電話した時、空間線量のみ測っていたけど、測定値は事故以前から0ではない。(60~70年代の大気圏核実験時代の名残と言われた。)

チェルノブイリで核による放射性物質は世界に降った。ヨーロッパ近辺でも汚染は深刻だった。大気から土へ、土から作物へ。汚染は世界をぐるぐる回る。放射線の半減期を繰り返して放射線が放出されなくなるまで(中には万年単位の半減期放射性核種も)。
アメリカの穀倉地帯、ハンフォードというところも汚染がひどい。輸入食品、ファストフードのポテトなどの危険性は、鎌仲ひとみ監督(石垣島にもいらした。)の「ヒバクシャ」というドキュメンタリー映画で取材されている。
中国も場所によって核実験等による汚染がひどいらしい。また、世界であちこちの核関連施設等で事故や放射能漏れがある。そういう事故例、事例は、インターネットでいくらでも探せる。
それに加えて福島原発由来の空気汚染は沖縄にも及んでいる。(計測されている)
汚染食品も出回っている(特に沖縄は危機感が薄いから消費者が買いやすく、汚染食材が入ってきやすいと言われている)。だから、全く放射能の影響を受けていない人は、少なくとも日本(石垣も含め)にはいない。

2)人工放射能による内部被ばくは、するよりは、しない方が良い。
どう考えても。

(放射能の害について、諸説あるけど、放射能は蓄積毒なので、子供の安全を最優先したらリスクは避けたい)

人工放射能の健康被害はまだわからないこともたくさんある。
でも、人工放射能の内部被ばくはしない方が良い事だけは、確実。・・・せめてこれ以上汚染されずに健康的に幸せに生き切るためには。
(放射能に全く害がないならば、福島第一原発周辺をはじめ、いまだに家に帰れない人がたくさんいることの説明がつかない。)

311以降、世界は変わってしまって、もう元には戻らない。福島第一原発から、今もすごい量の放射線(放射性物質)が漏れ続けている。

世界で今までなかったこと。簡単には無くならなくて、無くなるまで世界を回る。
累計(汚染の蓄積)で言うと、世界の人口放射能は、これから増え続ける可能性がほぼ確実!多分簡単には減らせない。

原子炉の劣化による放射能漏れの危険性が世界中で高まっている。置き場の無い核廃棄物が増え続ける。

極端に言うと、石垣の人が、福島に近い地域の人よりも危険なこともあり得る。
(同じ地域の人でも、内部被ばくに気を付ける人の方が害を受けにくい。
高濃度の放射線値の食品を食べ続けると、累積被ばく量は増大し続ける。
簡単に体から出ないことも多い。)

内部被ばくは 外部被ばくの600倍に相当するダメージがある(琉大矢ケ崎名誉教授)ので、同じ放射性物質が、体の皮膚についた場合(洗い流せる)と、 食べちゃって内臓経由で骨や筋肉に入っちゃうのとでは、全然違う。

入っちゃうと、体内で細胞や遺伝子を壊し続ける。(攻撃力がベクレルで表示される。核物質ごとに違う)
(外に出るまで、または放射線=毒が放出されなくなるまで。

その毒が半減期=威力が半分になるまで。20年とかすごいのは何万年とか=を繰り返して無毒化するのにも時間がかかる。その人が死んでも、燃やしたらその灰から、また拡散)
放射能の毒性 http://takedanet.com/2011/10/post_76b1.html 
中部大学 武田教授


健康で元気な人でも風邪をひいたら弱る。
放射能は免疫を低下させる(細胞修復のエネルギーを奪う)から、
それぞれの人の健康レベルを常に下げる。
感染症にかかりやすくなったり、だるくて疲れやすくなったり、
そしてその人の弱いところに病気が出やすくなったり、ひどくなったりしやすいんだって。
普通は体内で免疫とか修復機能が働くけど、
破壊の速度やダメージが大きかったり、ずっと続くと、細胞内の遺伝子が損傷しちゃう。

このページの 下の方の 動画「被ばくで細胞が傷つくとは?」を見ると分かりやすいので、見てね。(約2分)
http://blogs.yahoo.co.jp/costarica0012/21717133.html 遺伝子は細胞を作り直すコピー情報だから、一度壊れてしまうと、
そこから作られる細胞もずっと壊れたままコピーされ続ける。
それが病変、奇形の原因に。(子供や孫の代までず~っと受け継がれてしまう。
ふつうに健康に生きられる人がどんどん少なくなる。)

甲状腺がん、白血病になっちゃうと、 薬や治療ですごくお金かかって命も縮むし、
自分も周りの家族も一生苦しむけど、
それ以外に、「放射線とは関係ない」と病院などで言われても、
以前より不健康で体がいつもしんどくてすぐ疲れたり、脳に障害が出て、
不健康でも生きるのが苦しくても、生き続けなくてはいけない人もたくさん出てくる可能性がある。
お金がなくて、苦しみながら、治療が受けられない人も、治療法がない病気の人も。
http://satehate.exblog.jp/17149582/  
http://satehate.exblog.jp/17169948/
チェルノブイリ(約25年前)後、そういう人がいまだにたくさんいる。周辺地域の話だけではない。

当たり前だけど、今の日本は、経済的に見通しが明るくない。
年金も、健康保険も、生活保護などの福祉も、もし数年後に自分が病気になった時、大丈夫か?怪しい。
福島からの放射能で世界に汚染を広げ続けていることに対して、もし国際的に訴訟を起こされたら、
福島近辺の人の補償さえ出来てないのに、国としてお金がいくらあっても足りない。
なのに日本の政治家は自分の保身ばかりで、本当に打つべき手を打っていない気がする。

問題は先送りすればするほど、取り返しがつかなくなる。石垣だって、日本の一部。影響は免れない。

福島からの放射能汚染が止められないことを考えれば、安全な食品はこれからますます手に入りにくくなる。(だから、今のところはまだ安全な石垣で、地産地消で自給率を上げようと呼びかけている。食育にもなる。)

もう、そういう世界で生きていかなくてはならない。健康でないと、生き延びられない。そういう認識です。(個人的な危機感)

問題は全部つながっている。命も全部つながっている。
一人だけ、自分だけ安全 ということは、あり得ない。みんなの問題なんだよ~。

3)放射線は目に見えないので、測らないとどのくらいあるか分からない
(測定器の必要性、測定だけでなく悪い企業を牽制できる。)

4)石垣市をより安全にしたい
(生活者、避難者が安心して暮らせる場所に。石垣市全体の産業振興にもつながる)

5)アンケートなどご協力お願い
(それによって自分で考えたり調べる人を増やしたい。
それが石垣を安全にする。会のチラシ紹介。)


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