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2011年10月28日

悩む県内の学校 西日本産米のみ採用へ

沖縄タイムス
2011年10月23日

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-10-23_25082/

(以下引用)

 福島第1原発事故を受け、県学校給食会は、県内給食で使用している福島産の米を2012年度から、西日本産に切り替える方針を決めている。また同会は、おかず用食材を福島、茨城など放射性物質検査対象地域の17都県以外から調達するとしているが、食材の高騰で現場では対応に苦慮。やむなく対象地域の食材を使うところもある。学校栄養士からは「食の安全と栄養バランスの両立に加え、予算のやりくりも難しい。もう輸入に頼るしかない」との声も聞かれる。(與那覇里子)

 同会が米、パンなど基本物資を一括調達し、各市町村へ売却している。県内では例年、4~6月は福島産、ほかの月は県産と福岡産を使用。原発事故を受け、同会は8月、PTAや識者らを交えた懇話会で「放射能の影響を受けない安全・安心の米を供給する」方針を固めた。

 来年度から福島産は西日本地域産に切り替える予定だが、全国の給食会でも同様の動きがあり、需要増で値上がりしている。

 同地域産の米や野菜は10月で例年の約1・2倍の高値が続く。給食費は1食約230円。内訳は、主食と牛乳で100円、おかずが130円。主食の米が値上がりすると、おかずにしわ寄せがいく。

 わかめやひじきは東北産から韓国産に切り換えた。9月に予定されていた巨峰は17都県が産地であることが分かり、入荷を中止したところもある。

 東北産が多い魚介類は、事故前に採れた冷凍モノで対応するが、在庫が切れた後のめどは立たない状況だ。

 おかずの材料を手配する学校栄養士は法律で原産地表示が国名だけの加工品をどう使用するか、限られた予算をどうやりくりするのかなどの対応に追われている。

 ある栄養士は「今後はデザートを減らしたり、最悪の場合は肉をかまぼこに変えることもあるかもしれない。日本食材の“安全神話”に不安も出てきた。現状を保護者に理解してもらいたい」と話している。

(ここまで引用)

そうなのです。それも危惧していることの一つなのです。
もともと少ない給食予算で、やりくりして下さっています。
今年の自然災害、放射能漏れ被害は世界中で深刻です。
それによって、比較的安全で価格も安定した食品が減るだろうと予測するのは、ある意味自然なことと思います。
これから高騰するであろう安全な食料品の中で、給食の安全性はきちんと保たれるのでしょうか?
それ以前に、日本経済の安定性は?沖縄の経済は?
だからこそ、県内自給率(石垣の場合は島内自給率)を上げることが、経済も食の安全も保障する道になると思うのですが・・・。(ゆう)





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