2011年10月11日

志の集まり

その時、その場所には、前向きな思いのエネルギーが渦巻いていました。
(同席した子供たちには到底かないませんが・・・。子供は、存在自体が、小さな体ですごい可能性を持つエネルギーの塊なので。)

先日の土曜日、子供の食の安全(放射線の内部被ばく被害)に高い関心を持つ人々が、集まりを持ちました。

普段、神経質だとか、理解を得られなかったり、心配で辛い思いをしている方も多いです。他の人よりも子供の健康を気遣い、情報をたくさん調べているだけなのに。(調べるほどに不安材料が山盛りですよね。)

「放射能の測定数値・安全なのかどうかの判断材料さえ提示されていれば、何の苦しみもないのに。今までは楽しかった毎日の買い物や調理、食卓で、いちいち心配する気苦労が無駄にストレスになっている。」

「政府は3・11以降、安全基準値をかなりゆるくしたので、また、基準値以下の作物を不検出扱いとしていたので、(最近、変えたそうです。多分、指摘があったのでは?)、測定結果への政府の安全性の判断自体に信頼性が薄い というのが、正直なところです。」

「沖縄県では、測定器はあるのに、測定はされていないそうです。
他県では測定されているので、危険な食品は、測定されない地域に流れる可能性が高いと思いませんか? 」

などといったご意見もありました。

こうやって集まるのは、愚痴を言うからではありません。
集まって、できることから前向きに取り組もうという思いからです。

日常での放射能被害なんて、今まで考えたこともなかったのに、3・11以降は別世界になってしまいました。

伝えるのは困難ですが、現時点で内部被ばくの危険性について知らない方々にも、知らせたい理由は?

やはり、島全体の安全性の底上げ をしたい、ということです。

自分の子さえよければ ・・。といったその場しのぎの考えでは、地域環境の悪化を黙って見ていることになります。
子供のお友達のおかあさんにも知ってほしい。一緒に考えて対策を取りたい。

だって福島は終わっていない。チェルノブイリを超える量の放射能流出が、今この時点でも止められない。
しかも、猛毒といわれるプルトニウムの飛散も確認されている・・・。その影響が今後どう出るか?まだわかっていないこともたくさんあるのに、どうして安全だと断定できるの???
汚染が深刻でないなら、どうして、除染が必要なの?
どうして、あちこちで自主的に勉強会や測定の実施や、様々な動きが起こっているの?

数か月後、数年後、放射線の被害は様々な形で出てくるかもしれません。
甲状腺だけではない。心臓疾患、倦怠感、体力や免疫力の低下、学力の低下、
一見、放射線とのつながりを証明しにくい形の症状が、さまざまに出るそうです。
(詳しくは、ブログ内の資料をご覧ください。)

その時後悔しても遅い です。健康は戻らない可能性もあります。
(また、被害の評価は積極的に行われない、補償は積極的に行われない、被害者が自腹で訴えなければ、事態はうやむやなまま片づけられる、被害者が困窮したまま裁判が長引く、などの可能性があります。水俣問題など、今までの日本の公害問題などの前例が参考になると思います。)
「大丈夫」といった人は、責任をとれません。
被害が出てこなければラッキーです。勉強した分賢くなったことを、喜びましょう。

わからないものには十分警戒して、慎重に調べてから対策をとる、というのは、リスク管理として適切な対応なのではないでしょうか?特に、子供たちに対する危険性には慎重になって当然では?

・・ということで、勉強会を計画しています。
ご興味のある方は、ブログのメッセージボタンをクリックして、ご連絡ください。
追って詳細をお知らせします。(会場の人数が限られますので、ご了承ください)

その際、ご自分の状況(お子さんの年齢等)と、子供の食の安全に対する思いを、差支えのない範囲で添えていただけると幸いです。そういった情報を、勝手に公開することはありませんので、ご安心ください。
また、もちろんですが、お子さんのいらっしゃらない方でも、食の安全性を高めたいという思いを共有できる方、歓迎します。
(目的は一つです。)

前向きに、知識とエネルギーを共有して高めあいましょう。
(ゆう)


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この記事へのコメント
石垣島で戦っているみなさま、お疲れ様です。
そして、石垣島を子供たちを守っていただき、ありがとうございます。

私は島出身で今は横浜在住です。今年の1月に長男が誕生し、3月から6月まで石垣島に一時避難しました。
現在は、横浜に戻っていますが、次から次へと後出しじゃんけんの政府なり東電なりに嫌悪感が毎日絶えません。
そして、我が家の会話のホットトピックが震災以来ずっと放射能に絡んでいるというのも悲しい限りです。もっと子供と自分たちの将来について、明るい未来を考えることに時間を費やしたいのに、それが叶わない現状です。

横浜でさえ、原発や放射能について真剣に考えて心配している人は既にマイノリティです。戸外の空間放射線量は概ね0.1マイクロSv/h前後ほどある上に、陸続きゆえに東北からの食べ物が平然と店頭に並んでいます。(農・漁業従事者の方には申し訳ないですが)

ニュースなどで基準値以下なので問題ないといという口調も毎日見聞きしますが、あくまで人体実験のような「暫定」基準値であることを多くの人が忘れてしまっているようです。

私たち夫婦は、放射性物質への危機感は強く、外ではベビーカーは使わず、抱っこ紐を使い、気晴らしに遊びに行くのはほとんど西方面。水も食料もあらかじめOKFOODを調べ、購入しています。

しかしながら、小中学校では除染していないグラウンドでの運動会や暫定基準値を超えた牛肉を給食で出していたりと、たった半年しか経っていないにもかかわらず、この意識の低さです。

私たちの子供はまだ24時間、私たちの管理下にありますが、この子が小学校に入学する数年後には恐らく、放射線や内部被爆は全く気にすることのない過去のこととされていることでしょう。
そのことを考えると、できるだけ早めに移住を実施する必要があると考えています。

しかしながら生まれも育ちも横浜の妻は、原発のために故郷を、半ば捨てるカタチになることへの不安が大きいです。そのため移住に前向きではあるのですが、現在は足踏み状態です。
そのため、石垣島の子育て環境は、少なくとも生命の危機を脅かす放射能についてはクリアであるという事を調べるためにこちらのホームページに辿り着きました。

給食について、北部だけでなく南部の現状もご存知の限りで構いませんので、ご報告いただけると大変ありがたいです。行政の発信しているWEBの情報のみでは足りないので、みなさんの生の声を聞くことができればと誠に勝ってながら思っています。
本来ならば、自ら教育委員会などに問い合わせることが筋であることは、十分承知しておりますが…引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
aim for the best.
Posted by がなお at 2011年10月12日 23:31
がなおさん
コメントありがとうございます。
島出身者の方が応援して下さるのは、大変ありがたいです。
こちらとしても、出来る限りの情報の収集と、共有をしていくつもりです。

がなおさんや、このブログを見てくださっている皆さんが、島出身者として、または、石垣島ファンとして、学校給食センターや市の教育委員会に電話などで問い合わせ、働きかけてくださること、それがたくさんの声になること、で、やっと関係者は動いてくれるかもしれないです。

今は、残念ですが、相対的に問題意識が低いです。あきらめてはいませんが、心配していない人は必ず「神経質」といった一言で片づけがちです。
単に情報量とそれによる危機感の違いだと思いたいですが・・。
Posted by ishigakikyusyokuishigakikyusyoku at 2011年10月15日 01:02
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