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2012年01月23日

肉を食べるということ

『ぶたにく』第58回産経児童出版文化賞大賞受賞

http://ameblo.jp/mochimai/entry-11004157761.html

ヨーガの勉強をかじったり、本を読んだりしたので、
また、インドなど、宗教上の理由から肉を食べない人たちの国にも行ったことがあるので、一般的な日本人の日常で当たり前になっている「動物の肉を食べる」ということを、見つめなおす機会が結構あり、そのうち、(6年ほど前から)「もう肉は食べなくても良いかな?」と、卒業。

自然に離れたので渇望感は無く、たまに旦那や子供のために調理して、味見しても、何だか生臭い。後味もびよ~んとしてあまり心地よくは無い。

(八重山そばなどは、頂くこともあり。
家族に強要するのは、反動もあるかと、無理強いしていません。
が、近頃は放射能汚染も怖いので
(飼料不明・ホルモン剤・抗生物質など投薬の問題との複合汚染)
家族の肉食も、かなり控えるように、調理しています。)

もうずっと前、インドのバラナシで、旅の途中に友達になった日本人がいて、その子は安い部屋を借り、ひたすら、ひたすらストイックに、タブラ(インドの太鼓)のけいこをしに、一日中お師匠さんのもとに通っていました。

で、その部屋に、主が居ないのに集まった友達が、市場で食材を買って、ガスボンベ式の調理用ストーブとか、ケロシンストーブで自炊しては、みんなで食事をしてました。(主の心が広かったので、面白い人たちが自然に集まってました。)

その人たちと市場に鶏肉を買いに行ったとき、肉屋には肉ではなくニワトリが生きたまま檻の中でひしめいていました。

「どれにする?」
「えっ!自分で選ぶんだ?」
怯んでいると適当に選んだニワトリが、首をつかまれて引きずり出される。
目の前で首を落とし、皮ごと羽をはがし、内臓を取り去り・・・あっという間にニワトリは肉になった。

肉の代金とは別に、鶏を殺してさばいた人にも、5ルピーだったか、殺生代を払う。
(多分、それがその人のカーストで、それがその人の賃金。)

びっくりしたけど、
自分が何を食べているのか?
生きるというのはどういうことなのか?
きちんと知るという、そういう経験は、必要で、大切だと思った。

こういう事は、子供でも知っておく必要がある。
「かわいそう」とか表面的な感情論でなく、地に根差した暮らしをしている多くの子供たちは、日常的に自分が何を食べているのかという事実を、きちんと知り、理解して向き合う環境にある。

日本人は、先進国とかいう脆弱な慢心に溺れて、こういうことから目をそむけてきてしまったから、問題の本質をとらえて自分で考える訓練もなされていないのかな?と思う。

地球資源の面からも、肉食をとらえた、こういう本もあるようです。

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%BE%E3%81%A0%E3%80%81%E8%82%89%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B%E2%80%95%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%80%8C%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E5%9C%B0%E7%90%83%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%82%92%E6%95%91%E3%81%86%E5%94%AF%E4%B8%80%E3%81%AE%E6%96%B9%E6%B3%95-%E3%83%8F%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BBF-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/4879191523/ref=pd_rhf_ee_p_t_1

当たり前の見直しを迫られる時代。
そこにこそ、未来へのヒントがあると思ってます。


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Posted by ishigakikyusyoku at 23:52│Comments(0)参考資料
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