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2011年12月02日

佐賀県武雄市・ガレキ騒動の顛末

皆さんの抗議の声が届いて、ガレキ受入れ、いったん白紙化したようです。

他地域のことではありますが、石垣市の給食の食材が九州産だから安全とか言われる話のベース部分として、九州に放射能汚染を広め、その汚染度を高めるのは、問題です。

そうでなくても、現時点で、九州産、沖縄産の食品にだって、肥料、飼料からの汚染、様々な抜け穴からの産地偽装、汚染食材の混ぜ込みと希釈化(汚染は汚染です)、無計測またはザル状の放射線汚染測定検査での流通、など様々な問題があります。(とても安全とは思えません)

そして、こういった問題は簡単には解決せず、続いていくでしょう。
放射能汚染の拡散は続いているし、いったん放出された放射線の生物への破壊=細胞や遺伝子レベルで=は簡単には終わらないからです。

面倒で、うんざりするけれど、投げやりになった時点で、また、汚染による内部被ばくを問題視していない場所に、汚染物質は流れ込みます。


それにしても・・・
まるで脅迫が千件届いたような書き方の記事ですね。
情報操作を感じますが、そんなに利権が絡んでるのか?とか逆に勘ぐりたくなります。
それに、ガレキ受入れに対する姿勢が浅はか。放射能拡散防止の視点と、ガレキをいちいち計測できると思っている時点で。市長はブログでも反対意見は載せていなかったようですし・・・。
全体的に、汚染を拡散させたい政治の思惑が裏で絡んでいるのでしょうか?

(以下・記事1)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111201-00000001-jct-soci

被災地がれき受け入れに抗議・脅迫1000件 佐賀県武雄市長「涙の決断」で見送る

J-CASTニュース 12月1日(木)15時22分配信

がれき受け入れの見送りを表明する佐賀県武雄市の樋渡市長(ユーストリーム中継画面より)

 東日本大震災の被災地で発生したがれきを受け入れる方針を表明した佐賀県武雄市に、非難の声が殺到している。市では、政府の放射線量基準よりも大幅に厳しい基準を独自に設定する考えだが、それでも批判の声が相次ぎ、中には「イベントを妨害する」といった脅迫もあった。その結果、市民の安全などを考慮し、当面は受け入れを見送ることになった。

 武雄市の樋渡啓祐市長は10回以上被災地を訪れており、2011年11月28日、復興支援の一環として、がれきを受け入れる方針を明らかにしていた。具体的には、市内にある清掃工場「杵藤(きとう)クリーンセンター」での受け入れを計画。ただし、この清掃工場は武雄市を含む3市4町でつくる「広域市町村圏組合」が運営しているため、12月6日に開かれる関係首長の会議で受け入れを提案することにしていた。受け入れが実現した場合、九州では初めてのケース。

■独自基準設定でも「全然意見が噛み合わない」

 樋渡市長は、ブログで

  「国の定める基準は、基準自体を信じていませんので、国の基準より圧倒的に厳しい基準を作ります」

とつづるなど、独自の基準を設けて、放射性物質が検出されないがれきのみを受け入れる方針を強調していたが、それでも市役所などに苦情が殺到。11月30日夜には、ブログで

  「それでも、瓦礫(放射線まみれ)を受け入れてはいけないと、全然意見が噛み合ない」

と嘆いていた。

 翌12月1日の市議会本会議では、樋渡市長は、11月16日付けの河北新報(仙台市)の社説を引用。

  「福島県内のがれきは県内で処理される。一方、宮城、岩手両県のがれきは放射性物質の影響は小さく、あきらかに『風評被害』と言える。被災地の痛みを分かち合ってもらえないものか」

と、目に涙を浮かべながら読み上げた。一方、これまでに1000件以上の意見や苦情が寄せられたことも明かした、その大半が佐賀県外からの批判だったという。中には、

  「もし、お前たちががれきを引き受けるならば、その苦しみを、お前たち職員に与えてやる」
  「武雄市が、市民が等しく楽しみにしている色々なイベントを、ことごとく妨害する」

と脅迫もあったという。すでに一部では、九州、佐賀県、武雄市のものを買わないように不買運動を呼びかけている人もいるという。

■事件あれば「復興に向けて頑張っている人を傷つける」

 樋渡市長は、

  「特に市民、職員に危害を及ぼすような予告があったことは看過し得るものではない」

としながらも、

  「こういった予期せぬ事件が仮にあったとすれば、そういった被害を受ける市民の皆さん、ご家族、地域のみなさん、東北の復興に向けて頑張っている人を傷つけることになるという思いに達した」

として、12月6日の会議では提案を見送ることを表明。その上で、

  「オールジャパンで、がれきの処理に対して東北を応援しようという機運に、日本人であればなってくると思う。条件が整った時に、市民、議会とよく相談した上で、提案していきたい」

と、環境が整うのを待ちたい考えだ。

(ここまで記事1)

(記事2)

震災がれき受け入れ撤回…市に「脅迫伴う反対」

読売新聞 12月1日(木)15時55分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111201-00000844-yom-soci

 東日本大震災で発生したがれきの処理の受け入れについて、佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は1日、市議会で、同市を含む3市4町で運営する「杵藤(きとう)地区広域市町村圏組合」の首長会議への提案をいったん見送る考えを明らかにした。

 市長は「市役所に脅迫を伴う反対の意見が寄せられた。万が一のことがあっては取り返しがつかないので、提案を見合わせることにした。受け入れの信念は変わらない」と述べた。

 議会後、市長は「自治体が受け入れる環境を国が整備した時、(組合に)提案したい」と語った。

 組合の管理者を務める樋渡市長は6日に首長会議を開き、がれきを海上輸送して組合運営の武雄市内のごみ処理施設で処理する構想について、理解を求める意向を示していた。

 市によると、市長の受け入れ方針が報道された後、11月29、30日の2日間で市役所に約600件の電話やメールが寄せられ、このうち9割以上が反対意見だった。市長個人に対しても、メールや電話が約400件あったという。.

最終更新:12月1日(木)15時55分
(記事引用2ここまで)

こちらの対応のほうがまともな気がしますが・・・。

(記事引用3)

がれき受け入れ問題 武雄市に市民団体が質問状


http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2095580.article.html

がれき受け入れ問題 武雄市に市民団体が質問状
 市民団体「未来ネット佐賀ん会」(伊藤正樹、畑山敏夫、満岡聰共同代表)は2日、東日本大震災で生じたがれき受け入れを一時表明した佐賀県武雄市に質問状を提出した。

 質問状は樋渡啓祐市長宛てで、(1)がれきの放射性物質はどんな方法で測定するのか(2)受け入れ予定施設に放射線量測定装置があるか(3)測定の専門家がいるか(4)放射性物質の独自基準値を明らかにしてほしい(5)処分されたがれきは、だれが管理するのか-などを尋ねている。

   同団体の野中宏樹さんら3人が、市の山田義利・つながる部長に手渡した。野中さんは「東北の支援にはもっと別の方法がある。被災地のがれきは放射能汚染の可能性があり、慎重を期して対応すべき。再提案はやめてほしい」と要望。山田部長は「市長に伝える」と応じた。

  がれき受け入れは、武雄市が杵藤地区広域市町村圏組合に提案する考えを表明したものの断念。同団体は、組合を構成するほかの2市4町にも同じ内容の要望書を提出した。

(引用3ここまで)

木下氏のブログにも記事が・・・。

こういった問題はこれから全国的に繰り返し繰り返し持ち上がってくるでしょう。
福島第一原発の放射能大放出は終わっていないのですから・・・。
放射能汚染物質の拡散防止として、今後も見守っていきたいと思います。
(日本中総汚染地域化が被災地支援とは到底思えません。)

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/10b0d3d2adee21ca599ee80a754b8084

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/34497dfc4aab542d9e7731d58a42ef61

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/c8775a294ade188a04a8212ed917fcad

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/a7e3254c6e4e4c7a8bceede21208673b

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/34497dfc4aab542d9e7731d58a42ef61


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Posted by ishigakikyusyoku at 23:55│Comments(0)他地域の動き
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